このカフェの背景を紐解く上で欠かせないのが、デザイナーのワカマツタダアキ氏の存在だ。彼が手がけるブランド「Q-pot.」は、本物のスイーツそっくりのスイーツアクセサリーでファッション・ジュエリー業界に革命を起こした。株式会社グラムが展開するこのユニークな事業は、アクセサリーを「見る・着ける」楽しみから「食べる」体験へと昇華させる挑戦だった。
「アクセサリーが本物のスイーツになったら?」という突飛とも言える遊び心が実を結び、生まれたのがこの場所だ。店内を見渡せば、ペンダントやリングとして愛されてきたモチーフが、そのままプレートの上で本物のケーキとして輝いている。従来のコンセプトカフェとは一線を画す、圧倒的なクオリティとストーリー性がここにある。表参道カフェ文化の中でも、極めて独自性の高い異彩を放ち続けている理由がそこにある。