ダニが混入した粉末製品を口にすることで発症するアレルギー疾患、それが経口ダニアナフィラキシー、通称「パンケーキ症候群」だ。
加熱調理すれば菌や虫自体は死滅すると思われがちだが、ダニの主要なアレルゲン物質は熱に極めて強く、加熱しても毒性は消えない。摂取後、数分から数時間以内に全身の蕁麻疹、呼吸困難、浮腫、最悪の場合はアナフィラキシーショックを起こし、緊急搬送される事例が報告されている。NHK健康チャンネルをはじめとする医療メディアでも、粉物製品の長期保存に伴う危険性として度々注意が呼びかけられている。特にぜんそくや気管支疾患の既往症がある人は、微量の混入でも重症化しやすいため軽視は禁物だ。