同シリーズのラインナップを見渡すと、まず目を引くのが本格派スパイスの贅沢な使い方だ。王道のバターチキンカレーは、カシューナッツの濃厚なコクとトマトの爽やかな酸味が絶妙なバランスで溶け合い、ゴロっと入った鶏肉の食感が食欲をそそる。高級専門店顔負けの深みがありながら、価格は150円台というから驚きだ。
さらに、かつて「世界一美味しい料理」として一躍有名になったタイ系エスニックの金字塔、マッサマンカレーも圧巻のクオリティ。ココナッツミルクのマイルドな甘みの奥から、コリアンダーやカルダモンの芳醇な香りが追いかけてくる。手軽なレトルト食品の域を完全に超えた香りの立体感は、一度味わうと病みつきになる中毒性を秘めている。