ネット証券業界の頂点を争うSBI証券と楽天証券の熾烈なシェア争いは、個人の株式投資スタイルを一変させた。SBIホールディングスを率いる北尾吉孝氏が主導した手数料ゼロ化の決断は、金融業界全体に激震を与え、競合他社を追随せざるを得ない状況へと追い込んだ。対抗する楽天証券もポイント経済圏の強みをフルに活かし、若年層や投資初心者の取り込みで急成長を遂げている。
両社の決定的な差は、プロ仕様の取引ツールやインターフェースの思想に現れている。楽天証券が提供する「iSPEED」は直感的な操作性と豊富なチャート分析機能で高い信頼を得ており、一方のSBI証券が誇る「HYPER SBI」シリーズはスピーディーな注文発注機能と圧倒的な情報量でデイトレーダーから長期投資家までを魅了する。自らの取引スタイルがスマホ完結型か、PC多画面での徹底分析型かによって選択は大きく分かれる。