「生理が終わった瞬間から、まるでバッテリーが切れたように動けなくなる」
都内のIT企業に勤めるAさん(32)は、毎月訪れる謎のクラッシュに頭を抱えていた。生理痛から解放されたはずなのに、なぜか激しい疲労感とイライラが数日間続く。このような症状は、欧米を中心に「ポスト・メンストラル・シンドローム(生理後症候群)」として認知が広がりつつある。
これまで婦人科外来でも「生理が終われば元気になるはず」という前提があったため、多くの女性が自身の不調を「気の持ちよう」として見過ごしてきた。しかし、当事者たちの声が集まるにつれ、これがPMSとは異なる独立したバイオリズムの乱れであることが分かってきたのだ。