現代のテレビ放送やネット配信は、8K画質が標準化しつつある。超高精細な映像は、被写体の質感だけでなく、空間の歪みまで克明に描き出す。特にドラマやバラエティ番組で多用される広角レンズは、画面の端に行けば行くほど被写体が引き伸ばされて写る特性を持つ。
川口春奈が画面の端に位置していたり、カメラに対して少し斜めの角度で立っていたりするだけで、レンズの歪みによって顔の比率が狂って見えることがある。視聴者はこうした光学的な現象を無視し、スマートフォンの画面に映る静止画だけを根拠に「顔の大きさ」を議論してしまう。デジタル時代の視覚情報がいかに不正確であるかを示す、典型的な事例と言えるだろう。