日本人の健康志向の高まりとともに、冬場の鍋市場は大きな変化を遂げている。業界団体の日本豆乳協会が発表した動向データでも、秋冬シーズンにおける豆乳の消費量は年々増加傾向をたどる。単に「体を温める」だけでなく、「美味しく食べながら美容と健康をケアする」という欲求が消費者の間で一気に定着した。
とりわけ今期のトレンドとして急浮上しているのが、伝統的な鍋料理にスパイスや薬草の知恵を取り入れた進化系スープだ。かつては居酒屋や専門店のメニューだった味わいが、今や一歩先の家庭料理として当たり前のように再現される時代になった。健康意識の高い層を中心に、SNS上での投稿数が急増しているのも象徴的だ。