多くの初心者が陥りがちな罠が、「左目を完璧に仕上げてから右目を描き始める」という手順です。人間の脳は片方のパーツに集中すると全体のパース(遠近感)を見失いやすく、結果として目の高さ・角度・大きさの不一致を引き起こします。
左右のバランスを美しく揃えるための鉄則は、常に「両目を同時進行で描く」ことです。まずは顔の正中線に対して直角に走る「目の高さのガイド線」を引き、眉間から左右均等な距離にアタリとなる四角いボックスを配置します。このとき、目と目の間隔は「目1個分」空けるのが標準的な黄金比率です。
また、作画途中でキャンバスを頻繁に左右反転させる習慣をつけてください。反転によって客観的な視点を取り戻すことができ、デッサンの歪みや傾きを早い段階で発見・修正できます。