物語の背景には、原作者ローレン・ウェイスタバーガー自身の生々しい実体験が存在する。彼女が実際に米国版『Vogue』の伝説的編集長アナ・ウィンターのアシスタントとして働いていた経験をもとに執筆したベストセラー小説が、映画の骨組みとなっているのだ。
メガホンを取ったデヴィッド・フランケル監督は、華やかな業界の光と影を洗練されたテンポ感で描くことに成功した。原作が持っていた辛辣な風刺精神を生かしつつも、映画版では登場人物たちの成長と葛藤にスポットを当て、より多くの人々が共感できる普遍的なエンターテインメント作品へと昇華させた。