Q1:ふくらはぎの両足が夕方にむくんで重だるいのですが、これも血栓症の前兆ですか?
A1:両足が均等にむくんでいる場合、立ち仕事やデスクワークによる重力の影響、塩分過多、冷えなどによる一般的な生理的浮腫である可能性が高いと考えられます。血栓症による浮腫は、血栓ができた側の血管のみが閉塞するため、「片足だけが明らかに太くなり、赤みや熱感を帯びて歩けないほど痛む」という非対称性が決定的な特徴です。ただし、両足であっても痛みが急激に強くなる場合や息苦しさを伴う場合は速やかに医師の診察を受けてください。
Q2:ピル服用開始から2週間で頭痛が起きました。血栓症のサインでしょうか?
A2:ピル服用初期には、ホルモンバランスの変化に伴う一過性の頭痛や吐き気などのマイナートラブルが頻繁に起こります。一般的な鎮痛薬で治まる頭痛であれば数週間で落ち着くケースが大半ですが、「今まで経験したことがないような激しい突発的な頭痛」「視野の一部が欠ける・二重に見える」「手足にしびれや麻痺がある」といった神経症状を伴う場合は、脳の静脈血栓症の危険サイン(ACHESのHおよびE)に該当するため、直ちに服用を中止して脳神経外科や救急外来を受診してください。
Q3:足の痛みで病院を受診し、検査で異常なしと言われました。ピルの服用は再開できますか?
A3:Dダイマー血液検査や下肢エコー検査で血栓が明確に否定された場合、痛みの原因は筋肉痛や腱鞘炎など別の要因である可能性が高いです。しかし、自己判断で中断・再開を繰り返すと、再び「服用開始から1〜3ヶ月」の高リスク期間を作り出してしまうことになります。服用の継続や再開のタイミングについては、検査結果を持参した上で、必ずピルを処方した婦人科医に相談し、指示を仰ぐようにしてください。