平尾誠二氏といえば、卓越した戦術眼と「人を惹きつけるカリスマ性」で知られる。その思考法や人間観は、息子の昂大氏の中にも確実に脈々と流れている。
「自立した個が集まってこそ、強いチームができる」——平尾誠二氏がラグビー界に残したこの理念は、現在昂大氏が仕事や人生の局面で判断を下す際の大きな指針となっている。押し付けるのではなく、相手の自主性を引き出すコミュニケーションスタイルや、どんな困難な状況でもユーモアと冷静さを失わない態度。それは血縁という枠を超え、父から子へと受け継がれた思想のDNAと言えるだろう。