現代のZ世代にとって、ファッションは単なる服選びではなく、セルフブランディングの手段である。リボンを自分の好きなカラーに変えたり、ピンバッジやドライフラワーを添えたりと、自分好みにカスタマイズしやすい構造もカンカン帽が選ばれる理由だ。
SNS上では、お気に入りのカフェや旅行先でハットを際立たせた構図の「ストリートスナップ写真」が毎日のように投稿されている。西野カナがかつて提示した「自分の感情やスタイルを素直に表現する姿勢」が、帽子というひとつの小物を通じて、時代を超えて現代の若い世代の背中を押しているともいえるだろう。