1999年に誕生し、2000年代前半にかけて爆発的なブームを巻き起こしたサンエックスの「にゃんにゃんにゃんこ」。ハンバーガーやカフェオレ、お寿司、温泉まんじゅうなど、あらゆる食べ物や日用品に擬態する不思議な生き物「にゃんこ」たちの姿は、それまでのキャラクターにはない独特のユーモアと可愛らしさを併せ持っていました。
当時、小学校の休み時間といえば「シール帳」を開き、自慢のコレクションを見せ合ったりトレードしたりするのが定番のコミュニケーションでした。ぷっくりとした立体的なボンディングシール、中に水やスパンコールが入ったウォーターシール、きらきら光るホログラムシールなど、バリエーション豊かなシール加工技術も女児たちの収集欲を刺激した大きな要因です。
持ち歩きに便利な手のひらサイズの「にゃんにゃんにゃんこ シールブック」は、数百枚ものシールがぎっしり詰まった宝箱のような存在でした。台紙に貼ったり剥がしたりしながら友だちとお気に入りを交換した思い出は、平成を過ごした世代にとって色褪せない共通体験となっています。