「ミルクの濃度なんて少し違っても大丈夫だろう」という油断は禁物だ。「厚生労働省 授乳・離乳の支援ガイド」では、適切な粉ミルクの調乳方法とその重要性が明確に示されている。また、日本小児科学会をはじめとする専門家組織も、不適切な調乳濃度が引き起こす乳幼児の健康被害に警鐘を鳴らし続けている。
調乳濃度が濃すぎれば、未熟な赤ちゃんの腎臓に過度な負担をかけ、脱水や高ナトリウム血症の引き金になりかねない。逆に薄すぎれば、必要なカロリーや電解質が不足し、発育不全や水中毒の恐れを生む。ピジョンの哺乳瓶に刻まれた目盛りは、単なる目安のガイドラインではなく、赤ちゃんの生命維持に必要な安全ラインそのものである。