びわ湖大花火大会の最大の難関は、終演直後に発生する壊滅的な交通麻痺です。大津市中心部は道路幅が限られており、約30万人の観覧客が一斉に駅へ押し寄せるため、十分な対策なしでは深夜まで身動きが取れなくなります。
花火終了直後の20時30分から22時30分にかけて、最寄りのJR大津駅およびJR膳所駅、京阪びわ湖浜大津駅では最大2時間以上の入場規制が敷かれます。駅前広場から伸びる行列は数キロに達し、蒸し暑さの中で過酷な待機を強いられます。
この大混乱を回避するための具体的な防衛策は以下の3点です。
- 交通系ICカードへの事前チャージ:駅構内の券売機は完全にパンクします。往路の段階で往復分の運賃(最低でも数千円)をチャージしておくか、モバイルICを必ず準備してください。
- 隣駅(JR大津京駅・JR石山駅)への徒歩移動:大津駅や膳所駅の入場待機列に並ぶよりも、30〜40分かけて大津京駅や石山駅方面へ歩行移動するほうが、結果的に早く電車へ乗車できるケースが多発します。
- あえて1時間現地に留まる「時差退場」:終演直後に動かず、会場周辺や指定の待機スペースで1時間ほど余韻を楽しみながら時間をずらすことで、事故リスクと群衆ストレスを大幅に軽減できます。
なお、屋台の出店場所と営業時間についても厳格な制限が行われています。近年は雑踏警備の観点から、大津港周辺のメインストリートへの出店は制限され、有料エリア内や指定された一部の広場に集約される傾向にあります。営業時間は概ね20時30分から21時00分頃には完全撤収となるため、食料や飲料の確保は事前の準備が不可欠です。