あの騒動から時が流れた今も、議論の熱は冷めていない。2017年秋、フジテレビの開局記念特番で約30年ぶりに一夜限りの復活を果たしたそのキャラクターは、登場直後からSNS上で猛烈な批判を浴びることとなった。LGBTQ+当事者団体からの抗議文提出、そして社長による異例の謝罪会見。かつてお茶の間を爆笑の渦に巻き込んだキャラクターが、一瞬にして「差別と偏見の象徴」へと反転した瞬間だった。
当時はまだ、SNSでの炎上対策に慣れていなかったテレビ局側も大いに混乱した。この出来事は、単なる一過性のトラブルではなく、日本のテレビバラエティが長年抱えてきた「内輪ウケ」の限界を露呈させる決定打となったのである。