インターネット上の検索窓に「ぺよん潤」と打ち込むと、サジェスト候補に「現在」「消えた」「仕事ない」といったネガティブな単語が並ぶことがあります。これは、地上波テレビへの出演頻度だけでタレントの生活水準を推し量ろうとする、視聴者側の認知の歪みによる誤解です。
実際の芸能ビジネスにおいて、地上波バラエティのスポット出演は拘束時間が長い割にギャランティが抑えめであることも珍しくありません。一方で、BtoB(企業間取引)のイベント司会や自らコンテンツの著作権・企画権を持つプロデュース業は、利益率が極めて高く、景気の波にも左右されにくい強みがあります。
ぺよん潤が選んだ道は「没落」ではなく、極めてクレバーな「主戦場のシフト」でした。彼はパロディ対象であるペ・ヨンジュンという偉大なアイコンの威光を借りて世に出た後、その認知度をフックにしながら、自分自身の本質的なスキルである「言葉で人を動かす力」「空間を演出する力」へと巧みに重心を移したのです。