技術革新のもう一つの柱が、サーバー側で複雑な演算処理を行い、映像だけを低遅延で配信するクラウドゲーミングの浸透だ。ユーザーの端末側には描画負荷がほとんどかからないため、回線環境さえ整っていれば、格安のPCであっても最高画質でゲームを楽しめる。
その代表格がNVIDIAの展開するGeForce NOWだ。同サービスは、従来のブラウザ配信の枠を超え、データセンターの超高性能GPUをクラウド経由で利用可能にする。回線遅延の劇的な改修と映像圧縮技術の向上により、ストリーミング特有のタイムラグはほぼ知覚できないレベルまで削減された。インストール不要のゲーム体験は、もはや軽量な作品だけに留まらず、あらゆる重量級作品へ拡大している。