韓国アーチェリー界の生きる伝説、金優鎮の存在感は際立っていた。個人の悲願であった金メダルを獲得し、通算5個目のオリンピック金メダルを手にした彼の眼差しには、一切の迷いがなかった。ピンチの局面でも眉一つ動かさず10点圏を射抜く姿は、世界中のファンとメディアを熱狂させた。
だが、勝因はベテランの力だけではない。射撃やフェンシングのピストで躍動した10代・20代の若手選手たちが見せた「恐れを知らない強心臓」も、勝利の連鎖を生み出した。ベテランの重厚な安定感と新星たちの爆発的なエネルギーが噛み合った瞬間、韓国代表の進撃は誰にも止められないものとなったのだ。