尾形の暴走は、トリオ内部にも長年深い影を落としていた。結成当初から「パンサー不仲説」はまことしやかに囁かれており、それは単なる噂ではなく、実際に深刻な摩擦を抱えていた時期がある。
頭脳派としてネタを作り、MCとして番組を回す向井慧は、尾形の予測不能な言動や生放送での暴走の後始末に追われ、精神的に限界を迎えていたことを後に告白している。菅良太郎もまた、尾形の過度な熱量と一歩引いたポジションとの間でバランスを取ることに苦心していた。
しかし、それぞれのソロ活動が成熟したことで関係性は劇的に好転した。向井が朝の帯ラジオで確固たる地位を築き、菅が独特の世界観でカルチャー方面の支持を得る中、尾形はバラエティの切り込み隊長として唯一無二のパワーを発揮。現在では互いの得手不得手を認め合い、向井が「尾形さんの爆発力には敵わない」と公言するなど、依存でも対立でもない大人な信頼関係が完成している。