息子の死から約8カ月後の2011年、母オ・ヨンラン氏は自らの胸の内をすべてさらけ出したパク・ヨンハの母親の手記『息子よ―真実のパク・ヨンハ』(角川書店)を上梓しました。そこには、大スターとしての華やかな姿の裏にあった、一人の青年としての苦悩が克明に記されています。
手記の中で明かされたのは、誰よりも家族思いで責任感の強かったパク・ヨンハの実像です。父親の闘病生活を献身的に支え、周囲に弱音を吐くことができなかった彼の繊細な一面や、独立後の事務所運営に重くのしかかっていたプレッシャーの数々が母の筆致で綴られました。
この手記は単なる回顧録にとどまらず、最期の瞬間に息子の苦しみに気づいてあげられなかったという母の痛切な悔恨と、天国の息子へと届ける永遠の愛の手紙として、多くの読者の涙を誘いました。