1円は何銭?現代の株価・為替に残る歴史的理由と最新換算ルール

1円は何銭?現代の株価・為替に残る歴史的理由と最新換算ルール

1円は何銭?現代の株価・為替に残る歴史的理由と最新換算ルールについて分かりやすく解説いたします。専門家の見解をご覧ください。

江戸時代の複雑極まりない通貨体系—金、銀、銭(銅貨)が複雑な比率で混在していた状態—を打破し、国際基準に耐えうる統一通貨を誕生させたのが、1871年に発布された「新貨条例」である。この一大改革を主導した中心人物こそ、当時の大蔵頭であった大隈重信だ。大隈は欧米諸国の貨幣制度を徹底的に研究し、十進法を採用した新たな通貨単位として「円」「銭」「厘」の導入を決断した。

新貨条例の施行により、それまでの「両」から「円」への切り替えがスムーズに進められた。大隈重信の構想は単に単位を変えるにとどまらず、金本位制を見据えた近代国家の経済インフラを構築することにあった。この改革によって日本は幕藩体制の混乱から抜け出し、世界と対等に交易を行うための金融基盤を手に入れたのである。

佐々木 一輝
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佐々木 一輝

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。