長時間の入浴や温度の高い温泉を楽しむためには、事前の準備とケアの技術が欠かせない。専門的な知見を持つ皮膚排泄ケア認定看護師(WOCナース)は、入浴前の装具チェックと入浴後の皮膚乾燥を徹底することを強く推奨している。
温泉に入る前には、面板の端が剥がれかけていないかを入念に確認し、必要に応じて補強用の防水テープを補う。この丁寧なストーマケアこそが、湯船の中で不要な緊張を生まないための最大の防壁となる。また、上がった後は温泉成分が肌に残ってかぶれの原因にならないよう、ストーマ周囲をぬるま湯のシャワーできれいに洗い流し、水分を完全に拭き取ってから新しい装具へ交換することがトラブルを防ぐ鉄則だ。