欧米での議論の高まりを受け、日本の市場や行政のスタンスにも確かな変化の兆しが見られる。生活習慣病の予防を呼びかける厚生労働省は、過剰な糖質摂取に対する警戒感を強めており、日々の食事バランスを見直す指標を提示し続けている。
日本国内のメーカー側も手を取りこまねいているわけではない。例えば、国内果汁・野菜飲料の大手であるカゴメ株式会社などは、単純な甘味に頼る商品づくりから一歩踏み出し、糖質量に配慮した野菜ミックス飲料や、食物繊維を残した機能性表示食品の開発に注力している。単なる喉の渇きを癒す飲み物から、真の健康に寄与するヘルスケア飲料へのシフトが急ピッチで試みられているのだ。