ギフト選びにおいて頻繁に陥る最大の落とし穴は、「メディアで話題のおしゃれ雑貨なら誰でも喜ぶ」という短絡的な思い込みです。贈る側の自己表現欲求が前面に出たプレゼントは、受け取る側にとってしばしば「処分に困る厄介な物体」へと変貌します。
特に慎重を期すべきなのが、ペアアイテムやインテリア雑貨の類です。恋人同士であっても、大ぶりなロゴが入ったお揃いのTシャツや目立つアクセサリーは「外で身につけるのが恥ずかしい」と敬遠される事例が後を絶ちません。また、相手の部屋のインテリアテイストを無視したアロマキャンドルや観葉植物、大型の置き時計などは、部屋の景観を乱すだけでなく、ホコリをかぶる原因になりがちです。
誕生日プレゼントの口コミやネットの反応を深掘りすると、「捨てるに捨てられず、フリマアプリに出品するのも罪悪感がある」という悲痛な告白が多数見受けられます。形に残る記念品ほど、相手の持ち物や部屋の雰囲気を完全に把握していない限り、リスクが跳ね上がるという事実を認識しておく必要があります。