この番組から巣立った最大のスターといえば、間違いなく「とんねるず」だろう。当時、高校を卒業したばかりの石橋貴明と木梨憲武のふたりは、圧倒的な存在感と破天荒なパフォーマンスで審査員と視聴者の度肝を抜いた。
自前の学生服や奇抜な衣装でステージに飛び出し、従来の漫才やコントの型を打ち破る暴れぶりを見せた。彼らが10週勝ち抜きを果たしグランプリを獲得した瞬間、お笑い界の勢力図は一夜にして書き換えられたと言っても過言ではない。裏では毎週のネタ作りに極限まで追い詰められていたという秘話もあり、そのハングリー精神こそが後のカリスマ性の源泉となった。