店内で最も厳格に運用されているのが、スマートフォンやカメラ機器の取り扱いに関する規則です。入店時に「携帯電話はポケットやバッグにしまってください」と口頭で念押しされ、テーブルの上に置くことすら禁じている店舗も珍しくありません。
この厳しいルールの背景には、おっパブ風営法と規制の遵守だけでなく、キャストのプライバシー保護と店舗防衛という極めて切実な事情があります。
近年、小型化・高性能化するスパイカメラを用いた盗撮行為や、悪質な客によるSNS無断配信が社会問題化しました。キャストの多くは昼間に別の職業や学業を持つダブルワークであり、万が一にも身元や姿が流出すれば、日常生活や将来に破滅的な影響を及ぼします。そのため、店舗側は以下のような厳しい防犯措置を講じています。
- 即時退店および警察への引き渡し:撮影行為が発覚した場合、理由の如何を問わず即座に利用停止・退店処分となり、所轄警察署へ通報される。
- 高額な損害賠償請求:盗撮データが確認された場合、店舗の営業妨害およびキャストへの精神的損害賠償として、法的な請求手続きが取られる。
- 電波遮断・監視システムの運用:個室やブース内での不正機器使用を検知するため、フロアスタッフが不自然な手元の動きを常時監視している。
「記念に少しだけ撮りたかった」「画面を見ていただけ」という言い訳は一切通用しません。店内のルール違反は、単なるマナー違反にとどまらず、刑事事件や民事訴訟へと直結するハイリスクな行為であることを肝に銘じる必要があります。