SNS上では連日、「お祈りメール」「不採用通知」に対する悲痛な叫びや怒りの投稿が溢れています。候補者がここまで強いストレスと憤りを覚える背景には、選考プロセスにおける圧倒的な労力の非対称性が存在します。
求職者側は1社の選考のために企業分析を行い、自己PRを練り直し、面接日程を調整して移動時間や交通費まで投じます。それに対して企業側から返ってくるのは、送り主の名前だけを差し替えたテンプレ通知です。「祈るくらいなら内定を寄越せ」「丁寧な言葉遣いで体よく切り捨てるな」という本音は、一方的な搾取感を味わわされたことに対する正当な反発心といえます。
さらに精神的なダメージを加速させるのが、「何が悪かったのか一切フィードバックされない不透明さ」です。改善点すら分からないまま暗闇の中でサイコロを振らされ続けるような状況が、就活生や転職者のメンタルを急速に摩耗させていきます。