医療機関にかかる際、「婦人科」と「皮膚科」のどちらを選ぶべきか迷う方は非常に多いです。判断の基準は「かゆみや病変が皮膚の表面だけか、膣内部・おりものにも及んでいるか」です。
- 婦人科を受診すべきケース:
- おりものの異常(色、性状、悪臭)を伴う場合。
- 膣の内部にかゆみや熱感、違和感がある場合。
- 不正出血や下腹部痛がある場合、または妊娠中の場合。
- ※婦人科では膣分泌物の顕微鏡検査や培養検査を行い、カンジダ菌やトリコモナス原虫、クラミジアなどの病原体を直接同定できます。
- 皮膚科を受診すべきケース:
- おりものには全く異常がなく、大陰唇(毛の生えている部分)や足の付け根、肛門周囲など「外側の皮膚」がかゆい場合。
- 下着のゴムによる締め付け部分など、広範囲に湿疹やかぶれが広がっている場合。
- ※内診台に抵抗がある場合で、明らかに外陰部皮膚表面のトラブルであれば皮膚科でも対応可能です。
迷った場合は、まず婦人科を受診することをおすすめします。婦人科では内診と膣分泌物検査によって感染症を瞬時に除外でき、万が一皮膚疾患であった場合でも適切な外用ステロイドや保湿剤の処方、または皮膚科への紹介がスムーズに行われるためです。