現在でこそトップ女優として君臨する波瑠ですが、そのキャリアは決して順風満帆なエリートコースではありませんでした。ここでは、彼女の基本プロフィールと、ブレイクに至るまでの壮絶な下積みの日々を振り返ります。
1991年6月17日生まれ、東京都足立区出身。本名は山口麻有(やまぐち まゆ)とされ、初期には「南波瑠」名義で活動していた時期もありました。中学時代、プロモーションビデオのオーディションを受けたことをきっかけに芸能界入りを果たしたものの、当初はセリフのないエキストラや通行人役ばかりが続きました。
当時のインタビューや回顧録によると、彼女が受けたオーディションの落選回数は200回以上にのぼります。どれほど努力しても名前を覚えてもらえず、現場で冷遇される日々が続くなかでも、彼女は決して役者の道を諦めませんでした。映画館に通い詰め、年間数百本の映画を観て演技を独学で研究するなど、地道な自己研鑽を積み重ねていたのです。
ファッション誌『Seventeen』や『non-no』の専属モデルとして同世代の女性から圧倒的支持を集める一方、転機となったのは2012年、トーク番組『A-Studio』の4代目アシスタントへの就任でした。番組MCの笑福亭鶴瓶からの助言もあり、長かった黒髪をばっさりと切り落としてトレードマークとなるショートヘアに変貌を遂げたことで、彼女の持つ透明感と意志の強さが一気に開花することになります。