数字の裏には、思いがけない落とし穴が潜んでいた。最新の測定データによると、日本人女性の握力平均値は20代から30代で約25kg〜27kg、40代から50代で約23kg〜25kg、60代以降になると20kgを下回る傾向が見られる。
一見すると平穏な統計値に見える。だが、専門家が警鐘を鳴らすのは「見た目はスリムで健康的に見えても、握力が極端に低い女性」の急増だ。平均値という数値の陰で、筋力を保持できている層と著しく低下している層への二極化が急速に進んでいる。
スポーツ庁や厚生労働省が実施する体力量調査の分析でも、若年層における日常的な運動習慣の偏りが指摘された。体重や体形ばかりを気にするあまり、必要最低限の筋肉量すら維持できていない現代女性のリアルな姿が浮き彫りになっている。