スマートフォンの画面をスクロールすれば、毎日のように恋愛相談や愚痴がタイムラインを埋め尽くしています。「割り勘の端数まで細かく請求された」「LINEの返信が遅いとすぐに拗ねる」。こうした投稿に決まって付けられるハッシュタグが、かつてのステレオタイプな言葉です。しかし、そこには単なる悪口を超えた、現代の若者たちが直面するコミュニケーションのズレが浮き彫りになっています。
特にタイパ(タイムパフォーマンス)や効率を重視する現代の恋愛において、白黒はっきりつけない曖昧な態度や、相手の顔色を窺いすぎる行動は、以前にも増して「イライラを誘発する原因」とみなされがちです。SNSの普及によって個人の行動が可視化されやすくなった結果、ちょっとした優柔不断さがすぐに拡散され、ジャッジされる時代になっているのです。