NSCの1年間は、座学で知識を詰め込む一般的な学校とは根本的に異なります。主軸となるのは、現役の放送作家やベテラン演出家、先輩芸人による「ネタ見せ授業」です。
授業の一般的な構成要素は以下の通りです。
- ネタ見せ実習:2〜3分間の漫才やコントを講師の前で披露。ネタの構成、間の取り方、キャラクター設定に対して容赦ないダメ出しや添削が行われます。
- 発声・演技・ダンス基礎:舞台上での立ち居振る舞い、滑舌、身体表現の基礎を習得。
- MC・フリートーク講義:即興のエピソードトークや平場(ひな壇)でのリアクション、大喜利の実践練習。
- SNS・動画コンテンツ制作:近年のデジタル化に伴い、YouTubeやショート動画の企画・撮影・編集ノウハウを学ぶ講義も拡充されています。
吉本興業所属へのステップと「NSC大ライブ」
NSC在籍中、生徒たちは成績やネタ見せの評価によってクラス分け(選抜クラス・一般クラスなど)が行われます。優秀な生徒は在学中から吉本興業の直営劇場の前説や配信番組、若手ライブの出演機会を与えられます。
そして1年間の集大成となるのが、卒業直前に開催されるトーナメント戦「NSC大ライブ」です。東京校・大阪校それぞれで数百組が参加して優勝を争い、ここで上位に進出した組は、卒業直後から劇場のレギュラー争奪戦への優先シード権やメディア出演のバックアップを受けられるなど、吉本興業正式所属への切符を有利に掴むことができます。