ノルウェー代表の最新FIFAランキングは43位〜46位前後を推移しています。欧州内(UEFA加盟国)で見ると20番手前後に位置しており、ハーランドやウーデゴールといった世界的スーパースターが放つ強烈な存在感からすると、一見して物足りない数字に映るかもしれません。
しかし、ノルウェー代表の歴史的な順位推移を振り返ると、現在の立ち位置は「どん底からの確かな再浮上期」にあることが分かります。
ノルウェーサッカーの黄金期は1990年代でした。名将エギル・オルセン(通称ドリロ)監督のもと、堅守速攻とハイボールを駆使した徹底的なダイレクトフットボールを展開。1993年10月および1995年7月には、なんとFIFAランキング過去最高となる世界第2位を記録しました。1994年アメリカW杯、1998年フランスW杯(グループリーグでブラジルを撃破してベスト16進出)、そしてEURO 2000と立て続けに大舞台へ駒を進めています。
ところが、2000年代以降は世代交代の失敗と戦術的停滞が重なり、ランキングは急降下。2017年には歴代ワーストとなる88位まで転落しました。この暗黒期を経て、下部年代の育成改革から頭角を現したハーランドらの世代が台頭し、現在はトップ40入りを伺う位置までランキングを押し戻しています。