番組の代名詞とも言えるのが、野村萬斎氏が披露した「ややこしや」です。シェイクスピアの『間違いの喜劇』と狂言の型を融合させたこの演目は、萬斎氏の鋭敏な身体性と古典の発声法が融合し、社会現象とも言えるブームを巻き起こしました。2026年現在も萬斎氏は現代劇から古典狂言まで日本の舞台芸術のトップランナーとして走り続けており、その長男である野村裕基氏や長女の野村彩也子氏の活躍も相まって、狂言の魅力を次世代へ繋ぐ架け橋としての存在感は増すばかりです。
黄金の光を放つ太陽の顔として登場した美輪明宏氏(みわサン)の存在も唯一無二でした。「人生を照らす光」として古今東西の名言を慈悲深い声音で語りかける姿は、幼少期の子どものみならず、育児に追われる親世代の心をも深く癒やしました。80代後半を超えてもなお、美輪氏の言葉の力と神秘的なオーラは色褪せることなく、多くの人々に勇気を与え続けています。
そして、番組に圧倒的な親しみやすさと温もりをもたらしたのがKONISHIKI氏です。ハワイの伝統音楽やウクレレの調べに乗せて日本の名詩を歌い上げる姿は、異文化の融合という新たな教育的視点をもたらしました。KONISHIKI氏は現在も音楽活動やチャリティ、講演活動を精力的に行い、子どもたちへの教育支援をライフワークとして継続しています。
また、忘れてはならないのが、番組の魂とも言える数多くの名曲を歌い上げたおおたか静流氏の存在です。「でんでらりゅうば」や「ぴっとんへべへべ」など、一度聴いたら耳から離れない歌声を響かせたおおたか氏は、2026年9月に惜しまれつつ逝去されました。しかし、彼女が吹き込んだ生命力あふれる日本語のメロディは、アーカイブ放送や音楽配信を通じて今なお幼い子どもたちの口ずさむ歌として生き続けています。