国名としての正式な読み方は「にほん」なのか、それとも「にっぽん」なのか。この長年の疑問に終止符を打ったのが、2009年(平成21年)11月に麻生内閣で行われた閣議決定です。
当時、民主党の衆議院議員から提出された「『にっぽん・にほん』の呼称統一に関する質問主意書」に対し、政府は以下の公式答弁書を決定しました。
「『にっぽん』『にほん』という読み方については、いずれも広く通用しており、どちらか一方に統一する必要はないと考えている」
つまり、国の公的な結論としては「どちらも正解」であり、一方を間違いとする法的根拠はありません。国の最高法規である日本国憲法の公布時原本においても、「日本国」という表記にルビ(振り仮名)は振られておらず、制定当時から読み方を厳密に一つへ固定しない姿勢がとられていました。