この巨大な構想の舵取りを担うのが、鳥栖市役所を率いる向門慶人(鳥栖市長)だ。向門市長は就任以来、都市の利便性と豊かな田園環境が共存する鳥栖の強みを最大化すべく、「地域創生・道の駅整備プロジェクト」の具体化に強い意欲を示してきた。
市が目指すのは、全国「道の駅」連絡会が提唱する「第3ステージ」の道の駅だ。すなわち、単なる休憩所や直売所を脱し、地方創生の中核拠点として防災、雇用、子育て支援、地域コミュニティの維持までを包括する多機能型モデルである。鳥栖市役所内の推進チームは、地元農家や商工団体との対話を重ね、既存の商業施設と競合するのではなく共存共栄を図るレイアウトを練り上げている。