現在、マイナポータルと「ねんきんネット」を経由したオンライン電子申請のインフラが急速に整いつつある。スマートフォンやパソコンから24時間いつでも年金請求書を送信できる利便性は高い。添付書類の画像アップロード機能も強化され、自宅から一歩も出ずに手続きを完了させることが可能だ。
一方で、過去に転職を複数回繰り返していたり、自営業・会社員・公務員の期間が入り混じっていたりする人は、依然として書面での提出や窓口相談に利点がある。画面上のガイダンスだけでは判別しづらい加入記録の空白期間や、旧姓時代の年金手帳の統合漏れなどは、年金事務所の対面窓口でなければ見つけにくい。自身の年金履歴の複雑さに応じて、デジタル完結か対面窓口かを冷静に見極めるべきだ。