日本の果樹生産者が目指しているのは、国内市場の消費だけではない。アジア各国の富裕層に向けた高級輸出食材としての可能性だ。
香港やシンガポール、タイなどの主要都市では、日本産の果物=「甘くて高品質」というブランディングが定着している。しかし、ハイエンドなレストランや本格派パティスリーのシェフたちからは「調理しても味がボケない、酸味の効いた最高級の素材」を求める声が絶えなかった。栽培技術に定評のある日本の農家が手掛ける高品質な青りんごは、アジアのトップシェフたちから「洋菓子・調理用りんごのプレミアム素材」として指名買いされている。