ネット上の情報や口コミでは、「新府城は未完成の粗末な砦だった」「現地ですぐに御城印が買える」といった誤解が見受けられますが、現地調査によって判明した事実は異なります。
第一に、新府城は単なる急造の砦ではなく、東西約500メートル、南北約600メートルにおよぶ甲信地域最大級の平山城でした。発掘調査では京都の公家文化を取り入れた瓦や茶道具が出土しており、勝頼が新たな政治・文化拠点として本気で都市建設を行っていたことが証明されています。
第二に、新府城 御城印の販売場所についての注意点です。城址現地は無人であり、社務所や売店での常時販売はありません。スタンプ押印や御城印の購入を希望する場合は、JR韮崎駅近くの「韮崎市ふるさと偉人館(韮崎市民俗資料館)」へ立ち寄る必要があります。現地へ直行して空振りに終わらないよう事前の行程計画が欠かせません。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
新府城址は、武田勝頼の心情に寄り添いながら中世城郭の土塁や堀切を観察したい歴史愛好家や、春の富士山と花々を撮影したいカメラファンには最高の目的地です。一方で、復元天守や豪華な観光展示を期待する方、足腰に不安があり急な石段や未舗装の山道を歩くのが困難な方にはややハードルが高くなります。スニーカーなどの歩きやすい靴を用意し、時間に余裕を持って散策することが充実した旅の条件です。