「毎日エコバッグを持ち歩き、エアコンの温度を気にし、ヴィーガンフードを意識する。そうした『正しい生活』に疲れてしまった」と語る都内の大学生(21)は言う。彼らにとって、このミームは一種の自虐ネタであり、同時に「正しすぎる社会」へのささやかな抵抗でもある。
環境保護を訴える過激なアクティビストたちが名画にスープをかけるようなニュースが報じられるたび、ネット上では冷笑的な反応とともにこのフレーズが書き込まれる。極端な正義に対するカウンターとして、あえて「最悪の悪役」の言葉を借りることで、若者たちは自らの心のバランスを保っているのかもしれない。