平日の日中、多くの車両が行き交う幹線道路の交差点。現場は、官公庁街から程近い見通しの良い直線道路に接続するポイントだった。目撃者の証言によると、内閣府所属の公用車が右折車線から進行しようとした際、直進してきた一般車両と接触。ブレーキ音が鳴り響き、鈍い衝撃音が周囲のビル街に跳ね返ったという。
幸いにも歩行者を巻き込む大惨事には至らなかったものの、黒塗りセダンのフロント部分は大きく損傷。事故の一報が入ると即座に警視庁のパトカー複数台と救急隊が駆けつけ、現場検証が始まった。規制線が張られる異例の物々しさに、通りかかったサラリーマンや観光客が足を止め、スマートフォンを向ける姿が目立った。
衝突の弾みで相手車両の側面もへこみ、現場周辺は一時通行止めとなった。この事故により数キロに及ぶ渋滞が発生し、付近のバス路線にも遅延が生じるなど、都心の交通網に確かな爪痕を残した。