日本テレビ系『金曜ロードショー』で『天空の城ラピュタ』が放送されるたび、日本のSNSは空前の盛り上がりを見せます。パズーとシータが唱える「バルス」の瞬間に合わせて全国の視聴者が一斉に投稿を行うバルス祭りは、かつて世界記録となる秒間ツイート数を樹立したことでも有名です。
そして、バルスの投下に続いてタイムラインへ怒涛のごとく流れ込むのが、「目が、目がぁ〜!」というムスカの断末魔を模した投稿群です。ムスカ大佐の名言に対するネットの反応は、単なる悪役への憎しみではなく、どこか愛嬌と悲哀を帯びた「いじられキャラ」としての熱狂的な支持を含んでいます。
完璧な知性派エリートが最後にみせる無様なまでの人間臭さ。そのギャップこそが、世代を超えて人々を惹きつけ、ミームとして消費され続ける最大の原動力となっています。