姿勢の影響は、周囲への印象だけに留まらない。本人の脳内環境にも直結している。
近年の脳神経科学分野における研究では、背骨を正しいS字ラインに保つことで脳脊髄液の循環がスムーズになり、前頭前野への酸素供給量が跳ね上がることが実証された。つまり、姿勢を整えるだけで集中力や判断力が自然と高まる仕組みが人間の体に備わっているのだ。崩れた体勢を長期間続けると、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌が増加し、メンタルの低下を招く。第一線で成果を出し続けるプロフェッショナルたちが何よりもまず立ち姿に気を配る理由は、ここにある。