実店舗の書店にとどまらず、Amazon Kindleをはじめとする電子書籍市場でもその勢いは止まらない。デジタル端末で手軽に読める電子版の普及により、普段は仏教書を手にとらない20代〜30代のデジタルネイティブ層へも読者層が急速に拡大した。セールやキャンペーンのたびにランキング上位へ躍り出る現象は、もはや一時的なブームではなく定着した人気を証明している。
電子書籍のレビュー欄を見渡せば、「通勤電車の中で読んで思わず吹き出した」「心が折れそうなときに読んで救われた」といった熱量の高いコメントが並ぶ。活字離れが叫ばれる出版業界において、専門的な哲学コンテンツをエンタメとして成立させ、電子・紙の両市場で売り続ける彼のスキームは、出版関係者からも熱い注目を浴びている。