インテリアを探す際、混同されがちなのが「アンティーク」と「ヴィンテージ」の定義です。国際的な通例として、製造から100年以上が経過した美術的・工芸的価値を持つ品をアンティークと呼ぶのに対し、ヴィンテージはおおむね製造から30年〜100年未満のアイテムを指します。
家具の分野においてヴィンテージが絶大な支持を集める最大の理由は、「実用性の高さ」と「素材の贅沢さ」の絶妙なバランスにあります。1950年代から1970年代にかけて作られた家具には、現在では伐採が厳しく制限されている上質なチーク材やローズウッド材、良質なウォールナット材が惜しみなく使われていました。
機械によるオートメーション化が進む直前、熟練した家具職人の手作業によって組まれた構造は堅牢そのものです。単なる古物ではなく、現代の住空間でストレスなく実用でき、使い込むほどに深い色艶へと育つ点が、多くの愛好家を惹きつけてやみません。