当時の現象は、日本のビジネス空間にも巨大なインパクトを与えた。ファッションの聖地として機能したSHIBUYA109(当時は109-2)には全国から若者が押し寄せ、独自のブランドアイテムを買い求める熱狂的な消費空間が生まれていた。
この躍動はアパレル産業全体の流れを塗り替えた。ドメスティックブランドが驚異的な売上を記録し、ストリート発のトレンドが市場を牽引する構図が完成したのだ。同時にメディア出版業界においても、特定の熱量を持つ層に特化したサブカルチャー誌が空前の発行部数を記録し、ひとつの強力なビジネスモデルを確立した。