脱炭素社会に向けた取り組みの一環として、高速道路や主要バイパスの中央分離帯を「太陽光発電スペース」として活用する動きが注目を集めている。地価の高い都市部や山林を切り開くことなく、既存の道路アセットをそのまま再生可能エネルギーの生産拠点に変えられる点が最大の強みだ。
幅の狭い区間に特化した超スリム型ソーラーパネルが設置され、発電された電力は道路照明灯の夜間点灯や非常用通信設備、近隣のEV充電スタンドへと直接供給されている。防音壁と一体化したタイプや、車両の走行風を受け止めて小型風力タービンと組み合わせたハイブリッド発電システムも登場。インフラの維持費を発電収入で回収する新たな循環モデルが形になりつつある。