建造物や街並みの美しさをじっくり堪能したい方には、建築美が際立つエリアの散策がおすすめです。台北市内に位置する迪化街の歴史散策では、19世紀半ばから続く赤レンガ造りの長屋(町屋)建築とバロック風装飾が連なる景観を楽しめます。漢方薬やからすみ、乾物を扱う老舗が立ち並ぶ一方、近年は奥深い中庭を持つ「進(チン)」と呼ばれる伝統建築を活かしたブックカフェやバーが人気を博しています。
台北郊外の新北市に位置する三峡老街のレトロ建築は、約260メートルにわたって赤レンガのアーケード(騎楼)が美しくアーチを描く景観が圧巻です。日本統治時代の大正期に整備された街並みには精緻なレリーフが施されており、歩くだけでタイムスリップしたかのような感覚に包まれます。三峡名物の牛角パン(クロワッサン)を片手に、職人技が光る街並みを愛でる時間は格別です。