宮古島には大きな河川が存在しない。山がないため、雨水が土砂を海へ押し流すことがないのだ。降った雨は、島全体を覆う琉球石灰岩の層へとじっくり染み込んでいく。この多孔質な石灰岩は、天然の巨大な微細フィルターとして機能する。
何十年もの歳月をかけて琉球石灰岩をくぐり抜けた雨水は、海水と交ざり合い、成分豊かな地下海水となって島の下に蓄えられる。汲み上げられるのは、濁りのない極めて透明度の高い海水だ。陸地からの汚染物質が遮断され、サンゴ由来のカルシウムが溶け込んだ水。自然が作り上げたこの唯一無二のろ過システムこそが、最高品質の原料水を生み出す源泉となっている。